物件の見方
所有権と借地権の違い|東京の物件で確認したい土地の権利
土地を所有する「所有権」と、土地を借りる「借地権」の違い、借地権の種類、地代や承諾料などの費用、ローンや売却への影響を整理します。
東京の物件情報には「土地権利:所有権」または「借地権」と書かれています。借地権の物件は価格が割安なことが多い一方で、毎月の地代や、売却・建替え時の地主の承諾など、所有権にはない条件があります。
要点
- 所有権は土地も自分のもの。借地権は建物を持つために土地を借りる権利
- 借地権には旧法借地権・普通借地権・定期借地権があり、更新の扱いが違う
- 地代のほか、更新料や売却時の承諾料がかかることがある
- ローンが使いにくく、売却時も条件の説明が必要になる
所有権と借地権
所有権の物件では、建物と土地(マンションなら敷地の持分)の両方を所有します。借地権の物件では、建物は自分のものですが、土地は地主から借りていて、地代を払います。
借地権の物件は、同じ立地の所有権物件より価格が抑えられていることが多く、土地の固定資産税は地主が負担します。
借地権の種類
いつ、どの法律にもとづいて契約したかで、更新の扱いが変わります。
- 旧法借地権:1992年7月以前の契約。借地人の保護が強く、更新が続くことが多い
- 普通借地権:当初の期間は30年以上。地主が更新を拒むには正当な理由が必要
- 定期借地権:期間は50年以上など。更新はなく、期間満了で更地にして返すのが原則
借地権でかかる費用
毎月または年ごとの地代のほか、契約更新のときの更新料、売却するときの譲渡承諾料、建替えのときの建替承諾料が慣習的に求められることがあります。定期借地権のマンションでは、地代や解体のための積立金が管理費などに上乗せされている場合があります。
ローンと売却への影響
借地権の物件は担保としての評価が低く、ローンを扱う金融機関が限られます。売却するときも、買主に地代や承諾の条件を説明する必要があり、買い手が限られることがあります。
定期借地権は期間が短くなるほど価値が下がるため、残りの期間を必ず確認しましょう。
借地権の物件で確認すること
契約前に、次の書類と条件を確認してください。
- 借地契約書(種類、期間、残りの期間、更新の条件)
- 現在の地代と、改定の履歴
- 譲渡・建替え・増改築に地主の承諾が必要かと、承諾料の目安
- 地主の承諾を得てローンを使えるか
よくある質問
当サイトの物件は所有権ですか?
物件ページの「土地権利」に記載しています。借地権の物件には「確認したい点」に表示します。
借地権でも外国人は買えますか?
買えます。所有権と同じく国籍による制限はありませんが、地主の承諾などの条件を事前に確認してください。
借地権は将来所有権にできますか?
地主が土地を売る場合に、借地人が底地を買い取って所有権にできることがあります。交渉しだいです。
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